wowza streaming engine
以前このブログで無料で使えるred5というストリーミングサーバーのインストール記事を書きました。
そのままずっとred5を利用していたのですが、red5はAdobe Flashのストリーミングを利用しているので
どうしてもFlashの無いiPhoneや最新のAndroid(無理矢理入れることは可能)では再生できません。
ライブ放送ではなく既存の映像ファイルのオンデマンド放送であれば
ffmpeg等でtsファイルに変換して更にsegmenter等で10秒ごとの細切れファイルに分割してやれば
red5でもhlsプラグインを使ってHTTP Live Streamingできるのでflashの無い機種でも再生ができますが
ライブ放送に限ってはそれができるのか怪しい。というかできない予感がハンパなくする。
ので、今回はデフォルトでhls(HTTP Live Streaming) 放送に対応してるwowzaというストリーミングサーバーの導入を書いていきます。
サーバーはこのブログで何度も備忘録で書いているubuntuでの導入としてます。
Wowzaはインストール時にもrootでファイルが構成されるのでrootでの作業の方がいいかもしれません。
1.wowzaのダウンロード
wowza media system からLinux deb形式のファイルをダウンロード保存する。
2014年7月17日時点の最新版の場合はターミナルから
[text]wget http://www.wowza.com/downloads/WowzaStreamingEngine-4-0-4/WowzaStreamingEngine-4.0.4.deb.bin[/text]
でもOK
2.準備
Javaが入っているかチェックするためターミナルから
[text]java -version[/text]
としてjavaを確認する。もしJavaが入ってない場合は画像のように
推奨されるパッケージ名が出るのでその中から好きなのをapt-get installする。(お勧めはopenjdk-7-jre-headless)
インストールできたら、
/etc/bash.bashrc に以下のような感じで追記する。(数字の部分はJavaのVer)
export PATH=$PATH:$HOME/bin:/usr/lib/jvm/java-7-openjdk/bin
export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-7-openjdk
export CLASSPATH=/usr/lib/jvm/java-7-openjdk/jre/lib
wowzaはフリートライアル版でもトライアル用シリアルが必要なので
WowzaFreeTrial
のページからトライアル用シリアル番号を発行してもらう(英語ページだけど頑張って)
ダウンロードしたwowzaのファイルの実行権限を付与するためターミナルから保存先に移動して
[text]chmod +x WowzaStreamingEngine-4.0.4.deb.bin[/text]
とする。
3.インストール
ターミナルでファイルの保存先から
[text]./WowzaStreamingEngine-4.0.4.deb.bin[/text]
とすると、画像のような感じで–続ける–待ちになります。
エンターキーで1行ずつ読んでいってもいいけどスペースキーだと1項目ずつスクロールします。
規約を全部スクロールするとライセンスを全て読んだか?と聞かれるのでyes
UserNameを聞かれるので入力(管理ページのログイン用でシリアル発行時の名前とは無関係)
パスワードの入力(2回)をするとシリアル番号の登録になるので入力するとインストールが進む。
最後まで無事終わるとすぐに起動するか聞かれるのでとりあえずyesでインストール完了。
4.設定
WowzaStreamingEngineManagerが起動しているか確認して起動してなければターミナルから
[text]service WowzaStreamingEngineManager start[/text]
として起動させる。
ブラウザで
http://wowzaのPCのIP:8088/enginemanager/
を開く
NEXTボタンを押していくとログイン画面が出るのでインストール時に設定したUserNameとパスワードでログインします
ログインすると今度はストリーミングサーバーで管理者としてアクセスするユーザー作成の画面になるので全て入力してNEXT押します。